不況は終わった!ゴールドマンサックスが語る今後の経済
どうも、Takiです。
これからの経済に関する記事をご紹介します。
・景気回復の兆し
ゴールドマンサックスのチーフエコノミスト、Jan Hatziusは2月の景気動向を受け、 不況の脅威は終わった可能性を示唆しています。
成長は遅いものの、多くの人が「不況」と呼ぶようになった12月と1月のデータと比較して、2月のゴールドマンサックスの活動指標は増加を示しいます。
これまで様々な要人が景気動向を懸念する発言をしてきました。
その一人が資産運用会社ジャヌス・ヘンダーソンののGeorge Maris氏です。
彼は不況を差し迫った短期リスクであると述べています。
1月末にダボスで講演したヘッジファンドの巨人、Ray Dalio氏もまた、世界的な景気減速を恐れていました。
ブルームバーグの最近のレポートによれば、ゴールドマンサックスのHatzius氏は、
これから成長が回復することを示唆する、いくつかの兆しが現れています。
Hatzius氏と彼の同僚のSven Jari Stehnは、ゴールドマンサックスによる2019年の世界のGDP成長率予測は3.5%であり、依然としてリスクがあると考えているようです。
二人は、世界市場は景気後退に対して楽観的であり、リスク資産と債券利回りに関して市場は強気であると述べています。
彼らは石油市場も同じ状況である言っていますが、ドルの価値は下がる可能性があると考えています。
また二人は、世界的な景気後退からの引き戻しを先導するのが米国である確信しています。
一方でヨーロッパが世界のリスクになる可能性があります。
・前向きな米国経済
現在米国のGDPは約3%、失業率は過去50年間で最も低く、インフレ率は1.6%であり、所得水準は10年間で最も速く成長しています。
米国の消費者信頼感水準も2月は一月に比べて回復しています。
消費者信頼感指数(カンファレンスボード)は1月の121.7から131.4に上昇しました。
これはアメリカの民間調査機関、コンファレンス・ボードが発表する指標で、消費者に対するアンケート調査を基礎に消費者のマインドを指数化したものです。
数値が上がることは、消費者の購買意欲の高まりから、景気向上とされ、ドルは買われやすくなります。
米国の株式市場とDow Jones Indexもまた、12月の損失から大幅に回復しました。
アナリストの中には、最近の株価のパフォーマンスが弱気相場の回復につながる可能性があると考える人もいます。
・中国とヨーロッパが主導する景気後退リスク
米国は世界的な景気後退から抜け出してうまくいく可能性がありますが、世界での最大のリスクはヨーロッパと中国にあります。
中国経済はすでに減速しており、この減速具合が世界に影響を与える可能性があります。
ヨーロッパでは、イギリスのEU離脱問題を抱えています。
さらにドイツ、フランス、スペインの経済は減速しています。
中国はまた、米国に次ぐEUの二番目に大きい輸出市場です。
世界経済は複雑に絡み合っているのです。
アメリカのトランプ大統領は自信の経済的な成功を宣言しています。
しかし、批評家たちは彼が米国経済にとって最大のリスクの一つであると考えています。
元連邦準備理事長のJanet Yellenも、景気後退が差し迫っているとは思わないが、トランプ大統領のマクロ経済の専門知識レベルについて懸念を示しています。
アメリカにならって世界経済は動くでしょう。
それは後退なのか、成長なのか。
・参考記事
https://www.ccn.com/recession-risk-over-goldman-global-economy-bottom
・所感
Takiは現在投資をやりつつ経済について勉強しています。
最近はFXもやりたいなと思っています。
たまにアメリカオワコン論を耳にしますが、なんだかんだアメリカが世界経済を引っ張っていっているみたいですね。
トランプ大統領がリスクとされていますが、よっぽどのことが無い限りはこれからもアメリカ主導の時代が続くのかなと思いました。
それでは、また。